圧着端子とは電線端末に取り付ける接続端子のひとつで、
電線と端子に物理的圧力をかけることにより固着させることから
この名称があるそうです。
本来は、はんだ付けしていたものを、作業性改善などの目的で
置き換えたものであり、
英語では"solderless terminal" (solder は、はんだ、lessは、「非−」
の意味)だそうです。
圧着端子にはその形状等によりいくつかの種類がありますが、
いずれも圧着工具によって電線と強固に固定されるものであり、
端子先端は電気設備の端子盤に
ネジ止めするようになっているものが多いそうです。
振動や熱などによるはんだの劣化が激しい環境や
機械的強度が求められる環境では、
はんだ付けではなく圧着での配線接続が行われる場合があります。
また、配線同士の接続の場合、はんだ付けをすると僅かに抵抗値が上がるため、
直接動線同士が接触する圧着が選択される場合もあるそうです。
1925年(大正14年)ごろヨーロッパ・アメリカで圧着による接続方法開発され、
第二次世界大戦後は圧着接続が非常な勢いで普及したそうです。
