今回は照明の色についてのお話です。
産業分野において画像処理の対象となるワーク。
これが実に様々な形をしています。
(有り得ないような形をしたワークも・・・)
もちろん色も様々。金属そのものの色から赤やら黒など。
形だけの判別ならバックライトを使用して
影を作ってあげれば良いのですが、
表面の検査になるとそう言う訳にはいきません。
そこで照明の色が重要になってきます。
ワークの色と光源の色で見やすい組み合わせ
というのが存在します。
そこで、色の組合せが自由なLEDを例にすると・・・
白いワーク←赤色LED・青色LED・白色LED
黒いワーク←青色LED・白色LED
青いワーク←赤色LED・青色LED
赤いワークに対して赤色LEDを照らしてみても
あまり良い結果は生まれないでしょう。
このように、画像処理においては、照明の色選びも
重要なポイントになってきます。
2009年04月15日
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有機ELってなんですか?
携帯画面でとてもきれいなんだけど
何でできているのですか?
あたらしいひかりの種類ですか
発光を伴う物理現象とのことです。
発光素子に有機化合物を使用したダイオードの事かな?
モニタに限定して言うなら、
液晶がバックライトをカラーフィルタに通して色を表現しているのに対し、
有機ELは色の付いた光を直接発光しています。
液晶はガラス基板2枚で挟み込む構造+バックライトという厚みが
必要ですが、有機ELは有機発光物を1枚の基板に蒸着させ、
それ自体が発光するので、液晶よりも薄い構造になっています。
基板を曲げ可能な素材にすれば曲面に使用することも可能です。
でも、液晶に比べ劣化が激しいので、対応年数が短くなります。
この問題がクリアされれば液晶にとって変わるかもしれませんね。
と、言うことで、今のところ携帯電話での使用が多いようです。
(何年も同じ携帯電話を使う人はいないと思いますので・・・)
薄い電話機も可能ということですね…
同じ画像を友人の携帯に送って見比べた有機ELの美しささに驚きました。
ステンドグラスのように光を透したようにみえました。
劣化がはやいのですね
でも次は絶対有機EL!