外径測定の中でも、
前回にも紹介しました通り
レーザー式は、非常に制度も高く、メカも簡素なもので可能ですが、
そこに大きな落とし穴が存在することも忘れてはいけません。
通常、ノギス、マイクロメータ(接触式)などで、寸法測定をした場合、
表面粗さの頂点部分を、押さえつけ測定しています。
しかもコンタクト部分の大きさ形状で、誤差も発生します。
それに対してレーザ光は、非常に細く表面粗さの、山の部分を
測定したり、谷の部分を測定したりしてしまいます。
そこで正確に測定するには、測定物または、レーザを移動させながら
データの平均化をする必要があります。
また単純に平均化すると、谷と山との中間あたりの数字がでますので、
より精度を高めるためには、独自制御を行う必要があります。
その他の方法としては、円柱ワークの場合、レーザを斜め方向から測定することにより、山付近の数字がでますが、
これは計測機としては、乱暴な方法ですので、あまりお勧めはしません。
いずれにしても、目的にあわせた方法を見極める事が
大切だと考えます。
2009年04月08日
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