●タッピングネジ1種
〈特徴〉
タッピングネジは部材にめねじが切られていなくても
締結が可能なネジで部材に直接締結します。
タッピングネジには1種以外にも2種や3種と種類があるそうですが、
1種は主に部材が木材・薄鋼板厚・ハードボード・石綿の場合に
使用されるそうです。
タッピングネジ1種は先端が尖っており、
タッピング1〜3種の中では一番ピッチが粗いのも特徴だそうです。
〈用途・役割〉
タッピングネジ1種は小ネジ類と並んで一般の人が
日曜大工を行う上でよく使用され多くのホームセンターでも取り扱いがあります。
用途の近い木ネジは基本的に木材にしか使用されないのに対して、
このタッピングネジ1種は薄い材質であれば金属の材料を
止めるのにも使用される為、幅広く使用されているそうです。
タッピングネジの頭部に使用される形状は小ネジ類と同じ為、
締結した後の外観では小ネジなのかタッピングネジなのか
判断する事はできません。
しかし、部材の後ろ側にナットが使用できない場合や
部材にタップ(めねじを作る事)を立てられない場合など、
実生活の中でも数多くのタッピングネジ1種が使われています。
調べてみるとネジの奥の深さを実感します。
