鉄や銅、アルミニウムなどの金属を空気中に置くと、
やがてその表面から金属特有の光沢が失われます。
これは表面に錆びが出来たからだそうです。
ではどうして錆びが出来てしまうのでしょう?
ある物質と酸素が化合することを酸化といいます。
金属の錆びも、この酸化という化学反応によって出来ています。
一番いい例が、鉄の赤錆びです。
鉄の赤錆びは、鉄と空気中の酸素と水分とが反応して出来た錆び(酸化鉄)で、
これはそのまま長い間放って置くと、
表面から内部へ次第に進行していって、
ついには鉄全体をぼろぼろにしてしまう性質の錆びだそうです。
でも金属の錆びは、このような性質のものばかりではないそうです。
例えば同じ鉄の場合でも、黒錆びといって
鉄を空気中で強く熱して酸化させたきめの細かい錆び(四三酸化鉄)は、
赤錆びとは逆に、鉄の表面を膜のように覆って、
内部がそれ以上錆びないように保護する性質の錆びだそうです。
黒色をした鉄びんやフライパンが錆びにくいのは
人工的につけた黒錆びのお陰だったんです!
2014年08月07日
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