2014年08月01日

鉄は100年間、雨ざらしで残るのでしょうか?

毎日暑い日が続いていますが、
皆さん夏バテはしていないでしょうか?
久しぶりのブログ更新になりました。

面白い記事を見つけたのでそれについて書きたいと思います。
鉄は100年間、雨ざらしで残るのか?という疑問です。

そこで和釘についてですが、
和釘は長さ方向にわずかに中太になっているので、
木が釘の周りを挟み込んで
釘は容易に抜けないそうです。
このとき、木材の油が上手く表面に回るのか、
昔の和釘は錆びずに1000年持っているそうです。
材質は叩いて叩いて炭素成分を飛ばしたためか、
炭素0.1%程度の柔らかい炭素鋼だそうです。
熱間鍛造した後の黒く強固な酸化物が鉄の腐食を防いでるそうです。
鉄は、ペンキを繰り返し塗らない限り、
雨ざらしにすれば100年は持たないです。
鉄橋がいい例です。
ペンキ塗りをサボると、すぐにひび割れが入るそうです。
空気中では、表面の自然酸化鉄膜の中に水分が浸透し、
酸化鉄は内部に浸食していくそうです。
海中でもダメだそうです。
タイタニック号は深度3650mと光も通らないような海底に
100年間沈んでいますが、
そこに鉄の酸化反応時の発熱で生きる新種のバクテリアがいるらしく、
あと30年で船体は崩壊すると言われているそうです。

和釘の耐食性と柔軟性の秘密は、
鉄の純度もさることながら、
含まれる炭素の量、鍛造時の温度や打ち加減にあるそうです。
法隆寺の釘も1300年は持っているそうです。

和釘.jpg

posted by mukae at 15:29| Comment(0) | TrackBack(0) | 新人さん日記
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