銅の錆びも1種類だけではないそうです。
空気中の酸素と化合した赤っぽい錆び(酸化第一銅)、
空気中の水分と二酸化炭素などが反応した緑色の錆び(緑青(ろくしょう))、
空気中で強く熱して酸化させた黒色の錆び(酸化第二銅)、
などがあり、これらの錆びもまた、表面を膜のように覆って、
内部を保護する役目をしているそうです。
アルミニウムも空気中ではすぐに酸化して、
表面に白っぽい錆び(酸化アルミニウム)の膜が出来ます。
これも内部を保護する錆びで、これを人工的につけたのが、
アルミサッシや食器などに使われるアルマイトだそうです。
金属の錆びは、金属の種類やその出来方によって、
実にさまざまだと思います。
2014年08月20日
2014年08月07日
金属はなぜ錆びるのか?
鉄や銅、アルミニウムなどの金属を空気中に置くと、
やがてその表面から金属特有の光沢が失われます。
これは表面に錆びが出来たからだそうです。
ではどうして錆びが出来てしまうのでしょう?
ある物質と酸素が化合することを酸化といいます。
金属の錆びも、この酸化という化学反応によって出来ています。
一番いい例が、鉄の赤錆びです。
鉄の赤錆びは、鉄と空気中の酸素と水分とが反応して出来た錆び(酸化鉄)で、
これはそのまま長い間放って置くと、
表面から内部へ次第に進行していって、
ついには鉄全体をぼろぼろにしてしまう性質の錆びだそうです。
でも金属の錆びは、このような性質のものばかりではないそうです。
例えば同じ鉄の場合でも、黒錆びといって
鉄を空気中で強く熱して酸化させたきめの細かい錆び(四三酸化鉄)は、
赤錆びとは逆に、鉄の表面を膜のように覆って、
内部がそれ以上錆びないように保護する性質の錆びだそうです。
黒色をした鉄びんやフライパンが錆びにくいのは
人工的につけた黒錆びのお陰だったんです!
やがてその表面から金属特有の光沢が失われます。
これは表面に錆びが出来たからだそうです。
ではどうして錆びが出来てしまうのでしょう?
ある物質と酸素が化合することを酸化といいます。
金属の錆びも、この酸化という化学反応によって出来ています。
一番いい例が、鉄の赤錆びです。
鉄の赤錆びは、鉄と空気中の酸素と水分とが反応して出来た錆び(酸化鉄)で、
これはそのまま長い間放って置くと、
表面から内部へ次第に進行していって、
ついには鉄全体をぼろぼろにしてしまう性質の錆びだそうです。
でも金属の錆びは、このような性質のものばかりではないそうです。
例えば同じ鉄の場合でも、黒錆びといって
鉄を空気中で強く熱して酸化させたきめの細かい錆び(四三酸化鉄)は、
赤錆びとは逆に、鉄の表面を膜のように覆って、
内部がそれ以上錆びないように保護する性質の錆びだそうです。
黒色をした鉄びんやフライパンが錆びにくいのは
人工的につけた黒錆びのお陰だったんです!
2014年08月01日
鉄は100年間、雨ざらしで残るのでしょうか?
毎日暑い日が続いていますが、
皆さん夏バテはしていないでしょうか?
久しぶりのブログ更新になりました。
面白い記事を見つけたのでそれについて書きたいと思います。
鉄は100年間、雨ざらしで残るのか?という疑問です。
そこで和釘についてですが、
和釘は長さ方向にわずかに中太になっているので、
木が釘の周りを挟み込んで
釘は容易に抜けないそうです。
このとき、木材の油が上手く表面に回るのか、
昔の和釘は錆びずに1000年持っているそうです。
材質は叩いて叩いて炭素成分を飛ばしたためか、
炭素0.1%程度の柔らかい炭素鋼だそうです。
熱間鍛造した後の黒く強固な酸化物が鉄の腐食を防いでるそうです。
鉄は、ペンキを繰り返し塗らない限り、
雨ざらしにすれば100年は持たないです。
鉄橋がいい例です。
ペンキ塗りをサボると、すぐにひび割れが入るそうです。
空気中では、表面の自然酸化鉄膜の中に水分が浸透し、
酸化鉄は内部に浸食していくそうです。
海中でもダメだそうです。
タイタニック号は深度3650mと光も通らないような海底に
100年間沈んでいますが、
そこに鉄の酸化反応時の発熱で生きる新種のバクテリアがいるらしく、
あと30年で船体は崩壊すると言われているそうです。
和釘の耐食性と柔軟性の秘密は、
鉄の純度もさることながら、
含まれる炭素の量、鍛造時の温度や打ち加減にあるそうです。
法隆寺の釘も1300年は持っているそうです。

皆さん夏バテはしていないでしょうか?
久しぶりのブログ更新になりました。
面白い記事を見つけたのでそれについて書きたいと思います。
鉄は100年間、雨ざらしで残るのか?という疑問です。
そこで和釘についてですが、
和釘は長さ方向にわずかに中太になっているので、
木が釘の周りを挟み込んで
釘は容易に抜けないそうです。
このとき、木材の油が上手く表面に回るのか、
昔の和釘は錆びずに1000年持っているそうです。
材質は叩いて叩いて炭素成分を飛ばしたためか、
炭素0.1%程度の柔らかい炭素鋼だそうです。
熱間鍛造した後の黒く強固な酸化物が鉄の腐食を防いでるそうです。
鉄は、ペンキを繰り返し塗らない限り、
雨ざらしにすれば100年は持たないです。
鉄橋がいい例です。
ペンキ塗りをサボると、すぐにひび割れが入るそうです。
空気中では、表面の自然酸化鉄膜の中に水分が浸透し、
酸化鉄は内部に浸食していくそうです。
海中でもダメだそうです。
タイタニック号は深度3650mと光も通らないような海底に
100年間沈んでいますが、
そこに鉄の酸化反応時の発熱で生きる新種のバクテリアがいるらしく、
あと30年で船体は崩壊すると言われているそうです。
和釘の耐食性と柔軟性の秘密は、
鉄の純度もさることながら、
含まれる炭素の量、鍛造時の温度や打ち加減にあるそうです。
法隆寺の釘も1300年は持っているそうです。
